医薬品で下げる中性脂肪

サプリメントと同じように、最近では医師の処方なしで、薬局やドラッグストアで購入できる一般用医薬品があります。ここで紹介する大正製薬の「エパデールT」は、血中の中性脂肪値を改善する一般用医薬品で、生活習慣病領域では国内初。健康診断などにおいて中性脂肪が150mg/dL以上300mg/dL未満の方を対象としています。では、この150mg/dL以上を放っておくとどうなるのでしょうか? 血中の中性脂肪値が150mg/dL以上になると、余剰なコレステロールを回収するHDL(高比重リポ蛋白)が減少し、動脈硬化の促進因子であるLDL(低比重リポ蛋白)が動脈壁に蓄積、動脈硬化が促進します。このリスクを改善するために開発されたのが、「エパデールT」なのです。

「エパデールT」は、中性脂肪に効果的な成分として挙げられるEPAを、なんと96.5 %以上も配合。EPAとは、中性脂肪を減らすだけでなく血管を柔らかくする効果もあり、まさに中性脂肪を下げるうえで欠かせないもの。一般市場にでているEPA・DHA含有の健康食品は、20~40%程度の含有量で限界と言われていますが、「エパデールT」は、独自の技術開発で魚油から高純度EPA製剤を配合することを可能にしました。これによって、①腸管からの中性脂肪吸収を抑制、②肝臓での過剰な中性脂肪合成を抑制、③余分な血中の中性脂肪代謝を促進という、3つの作用で中性脂肪値の改善を促します。

その効果は臨床結果にも反映されており、投与前が中性脂肪値150mg/dL以上300mg/dL未満で、1日1,800mgを投与した症例において4週間服用により、中性脂肪値が202.5mg/dL→174.2mg/dLに改善されたという結果がでています。臨床結果は、すべての人に効果が得られるという保証はありませんが、その数値は可能性を含むという意味で信頼性の高いもの。もちろん中性脂肪値の改善には、バランスのよい食事や適度な運動、禁煙などの生活習慣の改善とあわせておこなうことが大切です。こういった医薬品の服用とともに、総合的なアプローチで中性脂肪値を下げていくこと。それが中性脂肪を減らすうえで効果的な方法です。